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眠れる森の子猫

ストーリー

この度、猫カフェ猫日和では、 保護猫を対象とした新規事業として

『お助け隊 万事猫 (よろずねこ)』 を立ち上げる事となりました。

当店は猫カフェですが、 マ ンチカンを専門にブリーダーも運営しているお店です。

どうして私がこの事業を始めようと 思ったのか、その経緯をお話しさせて頂きます。

事の発端は、当店に猫を見に来た一人の男性からでした。

その男性は「本当は保護猫を飼いたかったけれど、 男性の一人暮らしではダメと言われてしまった。 私は家でライターの仕事をしているのでほとんど家に居るし、近所には動物病院もあるから何かあればすぐに対応できるのに…。」と残念そうに話していました。

そして、 やっぱり猫を飼いたいからと、 当店で育てたマンチカンの子猫を買って行かれたのでした。

何かがおかしいと感じながらも時は過ぎ、お客様から保護猫にまつわるお話しを色々聞いたところ、前出の男性同様、保護団体から譲渡してもらえなかった方が多い事に気付きました。

そして、そう語っていた皆様の多くは当店から子猫を買って行かれたのです。

 

しかし、本当にこれでよいのでしょうか?

昨今のペットブームで犬猫の販売頭数は右肩上がりの状態で、安易にペットを購入した後やっぱり飼育できないからと言って遺棄してしまう事例も確かにあります。

しかし、だからと言って、保護団体の譲渡の条件が厳しすぎてそこから少しでも外れてしまえば譲渡をしないという、 団体のシビアな対応にはどうしても疑問符が付いて しまいます。

【保護団体から譲渡して貰えないならペットショップやブリーダーから購入すればいい】

というのでは、正に本末転倒だと感じたのです。

本当に欲しい人に行き渡っていないこの現実、これでは長い間檻の中にしまわれている猫も沢山いるのではないでしょうか。

そこで私は考えました。 当店は非営利団体ではありませんので、どうしたら今の事業をしながら保護猫を一匹でも多く救えるだろう…と、悩んだ末 『保護猫を"飼いたい"という人に、保護猫を"買って"もらえたら』という結論に至りました。

保護した猫を検査し治せる病気は治して、 体調を万全にしてから販売する。

もしこれがうまくいけば、現状にあるようなボランティア頼みではなく雇用が生まれ、ずっと檻の中に居る猫達にも暖かい広いお家を与えられ、 そして私達も潤えば更にこの事業を拡大でき、 少しでも多くの命を救う事ができる…正に、人間にとっても猫にとってもWinWinになれるのではないでしょうか。

保護猫を飼いたい人は保護猫を飼えばいい し、純血種を飼いたい人は純血種を飼えばいいと、私はシンプルにそう考えます。 十人十色、色々な考え方があって良いはずです。

いずれにしても、要はそれを大切にできるかどうか、ただそれに尽きると思います。

 

 

 

 

当店での販売方法はペットショップとは違い、猫カフェで実際に一緒に遊んだり触れ合ってみてから決める事ができます。

相手を知り、心を通わせながら、人生を共に歩むかけがえのないパートナーを探す一助になれば幸いです。

 

 

今現在(2024年3月31日現在)販売できる保護猫はおりませんが、受け入れが始まり販売できるようになりましたら、ホームページや店内、 販売サイト等でいち早く皆様にお知らせいたします。どうぞよろしくお願いいたします

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